23日正午前、名古屋大学の東山キャンパスで化学薬品の入った瓶が爆発し、男性3人がケガをして救急搬送されました。
消防によりますと、事態を把握したのは午前11時45分ごろ。「化学薬品の入った瓶が爆発した」という大学職員からの119番通報でした。
飛び散った瓶の破片が体に当たるなどした、21歳から34歳の男性3人が救急搬送されたといいます。
学生ら:
「驚きました」
「(自分の研究も)似た部分があるので、怖いなというのはあります。自分の身の回りも、改めて気を付けたいなと思います」
現場は、化学と生物学の融合研究を行う「ITbM」という理学部の研究棟の4階。消防によると、実験室の掃除をしていた際に、「テトラクロロシラン」という薬品の瓶が爆発したといいます。
飛び散った薬品はすでに回収済みで、周辺での健康被害なども確認されておらず、救急搬送された3人のケガも大事には至りませんでした。
警察と消防が、爆発が起きた当時の詳しい状況を調べています。