秋田市の卸売市場の敷地内にある倉庫に22日、クマ1頭が入り込みました。市と警察は箱わなを設置するとともに周辺を警戒していますが、23日午前の時点で捕獲には至っていません。
22日夕方、秋田市外旭川にある秋田市公設地方卸売市場の倉庫内の様子を捉えた映像を見ると、内部をせわしなく歩き回るクマ1頭の姿が確認できます。
伊藤晴子記者：
「クマが倉庫にとどまってから約24時間がたとうとしています。先ほど警察官が盾を持ち始め、厳戒態勢が強まっています」
22日午前、市場敷地内の倉庫にクマが入り込みました。市は倉庫の出入り口付近に箱わな1基を設置していますが、23日午前11時までに捕獲には至っていません。
付近の住民：
「ここに入るのは珍しい。ここにまだいるようだから危ない、クマの爪は刃物より切れるから」
市によりますと、クマは体長約1.2メートルで、警察などが倉庫から出ないよう周辺の警戒を続けています。
市場は23日、通常通り営業しているということです。
なお22日は、外旭川地区のほか、隣接する泉地区でも相次いでクマの目撃情報が寄せられましたが、同じ個体かとうかは分かっていません。
