2025年3月に鹿児島市に開業したJR九州の新しい駅、仙巌園駅について、開業に向けた協議会の最後の会議が開かれ、2025年度の経済波及効果が約15億6000万円に上ることが報告されました。

仙巌園駅は鹿児島市吉野町に2025年3月15日、JR九州の15年ぶりの新駅として開業しました。

開業に向けて鹿児島市や県、経済関係者などによる協議会で2020年5月から話し合いが行われていましたが、目的を達成したとして、22日が最後の会議となりました。

会議では新駅が開業して以降、仙巌園の入園者が約13%増えていることなど、2025年度の経済波及効果は約15億6000万円と見込まれることが報告されました。

磯新駅設置協議会・藤安秀一会長
「仙巌園駅周辺はまだまだ可能性を秘めている。人を呼び寄せる企画もできるのでは。駅が起爆剤になってくれればありがたい」

協議会は12月31日で解散することになります。

尚、移設を巡って意見の対立があった仙巌園駅前のバス停については、鹿児島交通は2025年8月に廃止していて、南国交通は新たに移設されたバス停を使っているということです。

鹿児島テレビ
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