12月19日、鹿児島市内の中学校で、校舎の窓ガラス28枚が割られているのが見つかり、警察が器物損壊の疑いで捜査しています。
中学校は19日は午前中のみの授業でしたが、22日からは平常授業に戻っています。
窓ガラスが割られたのは鹿児島市吉野町の吉野東中学校です。
学校によりますと、先週の金曜日、12月19日午前6時半ごろ、出勤してきた職員が、校舎の窓ガラスが割られているのを見つけました。
中学校を上から見た映像です。
校舎の建物の教室や玄関、保健室、青い屋根の体育館の周辺など、敷地内の28枚の窓ガラスが割られていました。
池田政昭記者
「窓ガラスが割られた現場です。現在は修繕作業が終わっていますが、外から投げ込まれたとみられるレンガ2個が見つかっています」
こちらは19日の午前中に撮影された体育館の多目的トイレです。
窓ガラスには大きな穴が開き、床にはガラスの破片とともに2つのレンガが落ちているのがわかります。
18日の午後8時半に職員が退勤した際には異常はなかったということで、犯行は18日夜から19日朝の間に行われたとみられます。
学校では19日の授業を午前中で切り上げて給食後に生徒を帰宅させ、職員が片付けと応急処置にあたりました。
ガラスの交換作業は20日までに終わり、22日は通常通りの授業を再開しているということです。
いまのところ盗まれたものや建物の中に侵入された形跡は見つかっていないということで、警察は器物損壊の疑いで捜査を進めています。