山形市が、農業被害の対策として2025年に実証実験を行った野生動物撃退装置「モンスターウルフ」。佐藤孝弘市長が「効果はあった」として、2026年度に本格導入する考えを示した。

(山形市・佐藤孝弘市長)
「一定の効果はあったので、これからもモンスターウルフをどうすれば有効活用できるかという目線でさらに取り組んでいきたい」

これは22日の定例会見で佐藤孝弘市長が述べたもの。

山形市は2025年9月から約3カ月間、野生動物撃退装置「モンスターウルフ」の実証実験を上東山の畑で行った。
北海道の企業が開発したもので、すでに全国で約330台導入されている。

動物が近づくとセンサーで感知して音を出す。
オオカミの鳴き声。それに…。

「その程度で勝てるとでも」

人の声など、ランダムに50種類以上の音を大音量で流して威嚇、クマなどから農作物を守る。

市の実証実験では、設置後にクマだけでなく、サルやイノシシによる食害も発生しなかった。
この結果を受け、市は2026年度、モンスターウルフ1台を本格導入し、農家への支援を行うという。

さくらんぼテレビ
さくらんぼテレビ

山形の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。