日銀の金利引き上げなどを受け長期金利の上昇が続いています。
債券市場で長期金利の代表的な指標となる10年物国債の利回りは、22日、前の週より0.081%高い2.103%まで上昇しました。
1999年2月以来およそ27年ぶりの高い水準となっています。
先週行われた、日銀の金融政策決定会合の後の会見で植田総裁が利上げを継続する姿勢を示したことが要因で、国債が売られ利回りが上昇しました。
一方で、円相場は先週末から157円台半ばで推移していて、市場関係者は「高市政権の”積極財政”により財政への懸念が広がるなか、利上げの時期について植田総裁が明言しなかったことで、利上げに慎重な姿勢と市場がとらえていて、円安と金利高のスパイラルが続いている」とみています。