熊本空港とJR豊肥線を結ぶ空港アクセス鉄道の都市計画決定に向けて、線路が走る大津町と益城町で熊本県が住民説明会を開きました。
大津町で開かれた住民説明会には約260人が参加。都市計画決定に向けた素案によりますと、空港アクセス鉄道は熊本空港とJR豊肥線・肥後大津駅を結ぶ路線で全長約6.8キロ。
熊本空港駅は熊本空港南側の県有地に整備する計画で、空港との直線距離は150メートルほどとなっています。
参加した住民からは「国道57号線をまたぐ際、高架橋の高さは何メートルになるか」や「騒音や振動など地元の不安は何も払しょくされていない」などの意見が挙がりました。
【斉藤 博幸さん(75)】
「そこ(行き違い施設)はうちの牛舎なんですよ。右や左に(移動)させることはできないですか。突然で大変驚いている。」
また、熊本県は区間の中間、大津町陣内に列車が行き違いできる施設を整備する考えで、この施設に大津町が中間駅を設置したい考えです。
また、大津町は、県の住民説明会のあとに、中間駅を起点とするまちづくりの説明会を開き、新たな拠点整備への町の考えを示しました。