2025年も残り2週間を切りました。
19日は県政のトップ、塩田知事に2025年を振り返ってもらうとともに、2026年に向けた抱負を美川アナウンサーが聞きました。
美川愛実アナウンサー
「よろしくお願いします」
鹿児島県・塩田知事
「よろしくお願いします」
美川アナウンサー
「この1年振り返ってみていかがでしたか?」
塩田知事
「2025年も色々なことがあったが、県内の経済が緩やかに回復する中で物価の高騰が非常に大きな課題になってきている。鹿児島の『稼ぐ力』ということでは、お茶が好調で初めて生産量が日本一になった。世界的な抹茶ブームの中で、価格面でもいい値段がついて明るい年だった。災害も多い年だった。トカラ列島近海の地震、新燃岳の噴火、8月の大雨や台風12号の影響もあったので、防災・減災対策も非常に重要だと改めて認識した年だった」
このように2025年1年を振り返った塩田知事。
ところで2025年の流行語大賞は、高市総理の「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」でした。
激動の1年、塩田知事に休みはあったのでしょうか?
塩田知事
「睡眠時間はできるだけ5、6時間は確保するようにしているし、県では(高市首相のように)3時からの会議もないので、休みもとるように心がけている」
美川アナウンサー
「ほっとできる時間はどんな時間ですか?」
塩田知事
「焼酎を飲んでいる時ですかね」
ジョークを交えながらインタビューに応じる塩田知事。
鹿児島港本港区エリアでの県政を巡る2025年の動きについても聞きました。
県は鹿児島市のドルフィンポート跡地に新たな総合体育館を整備する予定で、設計事業者の公募を実施。
17日、1次審査を通過した5事業者が発表されました。
塩田知事
「まだまだこれから取り組むべきことが多いし、実際にこれから2年3カ月くらい事業者が決まってから設計も(時間が)かかるので、その中で色々な議論しながらできるだけいいものを、そして、事業費をいかに抑制していくかということも大きな課題」
本港区エリアを巡っては、住吉町15番街区についても進展が。
2025年10月、公募を経て、鹿児島サンロイヤルホテルを経営する鹿児島国際観光が住吉町15番街区の県有地を貸し付ける事業者に決定。
11月28日には基本協定が締結され、ホテルの新築移転に向けた準備が進められています。
塩田知事
「鹿児島の中心市街地の活性化、にぎわい創出に向けて素晴らしい取り組みになるようしっかり取り組んでいきたい。北埠頭でも民間活力導入に向けたサウンディング調査なども行っているので、(本港区エリア)全体としてエリアコンセプトプランの具体化に向けて進めていきたい」
様々なプロジェクトがスタートした2025年。
最後に塩田知事に2026年の抱負を聞きました。
塩田知事
「2026年も引き続き物価高騰対策が大きな課題となると思っているので、国の対策も踏まえながらしっかりと県政においても取り組んでいきたい。それからやはり災害ですね。最近の気候変動等の影響もあるとは思うが、災害対策、防災・減災対策にもしっかり取り組んでいきたい」