東九州新幹線について理解を深めてもらい、議論を盛り上げようと、シンポジウムが延岡市で開かれました。
このシンポジウムは、河野知事が会長を務める、県鉄道整備促進期成同盟会が開いたもので、市民や行政関係者など約260人が参加しました。
シンポジウムでは、はじめに、「東九州新幹線」が整備された場合、日豊本線ルートでは、開業後1年間に234億円の経済波及効果が見込まれることなどが説明されました。
その後行われたパネルディスカッションには、河野知事や延岡市の三浦市長など4人が登壇。新幹線の整備で期待される効果などについて、意見を交わしました。
(延岡市 三浦久知市長)
「延岡がハブとなって、人の流れが生まれたり、産業が集まってきて、さらに交流が生まれていく。その一つのさらに大きな核となるのが、東九州新幹線だと思っている」
また河野知事は、「夢物語ではない。大分県と連携をしながら、進んでいきたい」と訴えました。
(宮崎県 河野俊嗣知事)
「新幹線を整備することがゴールではなく、それをどう使っていくのか、長い視点で見て、地域の開発・整備、そこのビジョンを一緒に進めていくことによって発展をする。全国で改めて機運を高めていきたい」
県では、今後もシンポジウムを開くなどして、県民への周知をはかりたいとしています。