災害で停電が発生しても安定的に電気を利用できるようにしようと、岩手県滝沢市内の避難所に、太陽光発電や発電機の機能をあわせ持つ設備が導入されました。
全国で初めてだということです。
12月18日は、滝沢市の指定避難所である葉の木沢山活動センターに新たな発電設備が導入され、開発メーカーである「やまびこ」の担当者が武田哲市長らに説明を行いました。
太陽光発電、蓄電池、発電機の3つの機能をあわせ持つこの設備は、晴天時には太陽光発電で、悪天候の際には蓄電池からの電力供給や、発電機の稼働によってこのセンター全体の電力を賄います。
常に外部からの電力供給が不要となるため、災害で停電した場合でも普段通り電気を使うことができます。
このシステムを導入するのは滝沢市が全国で初めてだということです。
開発したメーカー「やまびこ」 久保浩社長
「使い方次第では電気は枯れない。(避難中)健やかに待機できる時間と空間を我々のハイブリットシステムで確保できれば」
武田哲市長は「市内の避難所にこういった設備を充実させていきたい」と話していました。
滝沢市の避難所で発電設備を持つ施設は、このセンターで4カ所目となります。