岩手県内の企業の若手社員が会社の垣根を越えてチームを組み、地域課題の解決策を考えるプログラムの最終発表会が、12月17日に盛岡市で開かれました。
このプログラムは県内各地の課題を解決する人材を育成しようと、岩手銀行とNTT東日本岩手支社が2020年から毎年実施しています。
2025年は14の企業や団体から22人の若手社員が参加し、5つのチームに分かれて3カ月かけて新たなビジネスプランの作成に取り組みました。
テーマは「滝沢市が抱える地域課題の解決」。
12月17日は合わせて8回行われた講義や現地調査を通して完成したプランがチームごとに発表されました。
このうち「交通手段の脆弱性」を課題としたチームは、免許を返納した高齢者などが気軽に移動できるよう市と自動車学校が連携して、運転を練習中の学生が教習車で送迎するサービスを提案していました。
三菱電機北東北営業所 熱田知也さん
「色々な企業の人が集まっているので、新しい発想や価値観を考えられた。非常に良い機会だった」
日本たばこ産業岩手支社 大下透湖さん
「『こうして行きたいな』『良くしていきたいね』という話があったので、企業同士のつながりを深めていって岩手をもっと活性化していければ」
岩手銀行とNTT東日本岩手支店は今後も若手の人材育成に取り組んでいきたいとしています。