アメリカメディア大手、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーはパラマウントによる買収の提案を拒否するよう、自社の株主に勧告しました。

ワーナーは17日株主に宛てた書簡を公表し、パラマウントによる敵対的買収案について、買い取り価格が不十分で、かつ資金確保の確実性に欠けるとして懸念を表明しました。

また、動画配信大手・ネットフリックスとの合意に「劣ると判断した」と説明した上で、パラマウントの買収提案を拒否するよう呼びかけました。

さらに、ネットフリックスとの合意が破棄された場合は、違約金などの多額の費用をワーナーの株主が負うリスクがあるとして、ネットフリックスによる買収提案を改めて支持すると表明しています。

ワーナーの買収をめぐってはネットフリックスが1株27ドル75セント、総額720億ドル=およそ11兆2000億円で合意していましたが、その後、パラマウント・スカイダンスが、1株30ドルで普通株式の買い取りを開始していて、激しい争奪戦が続いています。

フジテレビ
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国際取材部
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