臨時国会が閉会しました。
高市首相は記者会見を行い、この国会での成果を強調しました。
高市首相:
国民が直面している物価高への対応を最優先に、果敢に働いてきた。かなりスピード感を持って取り組んでこられたのではないかなと思う。
高市首相は、「今必要なことは、行き過ぎた緊縮財政により国力を衰退させることではなく、積極財政により国力を強くすることだ」と強調し、「強い経済を構築することで国民の暮らしや未来への不安を希望に変える」と訴えました。
台湾有事に関する自身の発言については、「政府の従来の立場を変えるものではない」と改めて説明しました。
自民党と日本維新の会が臨時国会に提出した衆議院議員の定数削減法案については、「大変残念ながら審議すらされなかった」と述べ、年明けの通常国会で野党の理解を得て成立させたい考えを示しました。
政権運営を安定させるために衆議院を解散する考えがあるかを問われた高市首相は、「目の前にやらなければならないことが山ほど控えているので、考えている暇がない」とかわしました。