富山県内のレギュラーガソリンの小売価格は先週に比べ大幅に値下がりし、食料品などの生活用品が値上がりする中、ドライバーからは「年末年始に向け助かる」という声が聞かれます。
Q)やはり安くなって助かる?
*給油に訪れた客は
「助かる。結構使うので、一週間にいっぺん入れて、それは助かりる」
石油情報センターによりますと、15日時点の県内のレギュラーガソリンの小売価格は1リットル当たり159円30銭となり、先週に比べ4円10銭値下がりました。
政府によるガソリン暫定税率廃止に向けた補助金の増額が卸価格に反映され、値下がりは6週連続で160円を下回ったのは2021年9月21日以来4年ぶりとなっています。
富山市内のガソリンスタンドでは給油に訪れたドライバーから車に乗る機会が増えたと言う声が聞かれました。
*給油に訪れた客は
「大幅に下がったから私としては年金生活なので、下がったことによってどこにでも行く回数が増えた。ゆとりがあるわけないが嬉しい」
*給油に訪れた客は
「今まで10万ぐらいかかっていた。運送業なのでだいぶ助かる。2万、3万でも下がればすごく助かる。結構厳しかったが、だから(今後の値下げ)をちょっと期待している。」
ガソリンスタンドでもガソリン価格が下がった分販売するガソリン量が増えていると言います。
*SHIMARS下飯野SS 金場和夫副店長
「ざっくり30円ぐらいこの1ヶ月で下がっている。ガソリンが安くなった分、いつもよたくさん入って喜んでいるではないかと」
石油情報センターによりますと、来週もガソリン価格の値下がりが予想されています。
ガソリン暫定税率廃止に向けた政府による補助金は上限の25円10銭に達しましたが、まだ1円分が店頭価格に反映されていないことやロシアのウクライナ侵攻の終結に向けた和平交渉が進展していることを受け、原油価格が値下がりしているためとしています。
また、冬に需求が高まる灯油の店頭価格は18リットル当たり2198円で、先週より6円安く、2週値連続下がりました。