鳥取市を拠点とするバドミントンの実業団チーム「チアフル鳥取」の選手が、鳥取警察署の一日警察署長に任命され、特殊詐欺被害防止などを呼びかけました。
12月17日、鳥取警察署の一日警察署長に任命されたのはバドミントンの国内トップリーグに参戦する実業団チーム「チアフル鳥取」の石田有彩キャプテンと生木萌果副キャプテンです。
2人は、現在展開中の年末年始特別警戒取り締りの出動式に出席しました。
チアフル鳥取・石田有彩キャプテン:
私たちはふだん、コートの上でシャトルを追いかけていますが、きょうだけは危険をスマッシュ!皆さんと一緒に年末年始特別警戒の出動式に挑みたいと思います。
「安全!安心!事故なし!」
2人は「安全」や「事故無し」の掛け声にあわせて「安全安心ラリー」を披露。
そして、「特殊詐欺」や「交通事故」と書かれたボードにスマッシュを決め、士気を高めました。
鳥取県警によると、県内で2025年12月17日までに発生した特殊詐欺とSNS型投資・ロマンス詐欺の件数は合わせて236件、被害額は約9億7300万円余りと過去最悪となっています。
この中で、17日に警察が発表した特殊詐欺事件では11月下旬、鳥取市の50代の男性が363万円、大山町の30代の女性が200万円の被害にあったほか、SNS型ロマンス詐欺では2025年8月下旬から9月上旬にかけ、鳥取市の50代の男性が1102万円をだまし取られる被害が明らかになっています。
チアフル鳥取・石田有彩キャプテン:
犯罪だったり事故だったり増える時期だと思うので、注意していただけるような声掛けをしていけるように務めていきたい。
年末年始特別警戒は2026年1月5日までで、期間中は防犯や事故防止について呼びかけが行われます。