島根県の牧場が生産を手掛けた牛肉が、11月にイギリス・ロンドンで開かれれた品評会で「和牛」部門の金賞とアジアチャンピオンに輝き、関係者が県庁を訪れ、受賞を報告しました。
受賞の報告に訪れたのは、品評会に出品した京都府の食肉の卸業者「銀閣寺大西」、それに、牛肉を生産した雲南市の「熟豊ファーム」と、益田市の「松永牧場」の系列牧場の代表です。
11月にイギリス・ロンドンで開かれた品評会『ワールドステーキチャレンジ』で、「銀閣寺大西」が出品した島根県の和牛肉が、金賞とアジアチャンピオンに選ばれました。
『ワールドステーキチャレンジ』は、2015年に創設された世界最高峰のステーキを決める国際品評会で、2025年は約400社が出品しました。
審査は、調理前後の肉の見た目や霜降りの具合、風味などをポイントに行われ、その結果、WAGYU部門で、「熟豊ファーム」が生産した「経産牛」出産を経験したメス牛の肉が、2024年に続く金賞と2025年新設されたアジアチャンピオンを、また「松永牧場」が経営する「萩牧場」産の牛肉が金賞を受賞しました。
このあと、県の職員などが試食、「世界最高」の味わいを確かめました。
試食した人:
脂の感じ方も違うが、どちらもお肉本来の味が分かりやすくておいしい。
試食した人:
それぞれ味が違うが、どちらも柔らかかったり味が濃かったりしてそれぞれおいしい。
銀閣寺大西・大西英毅常務取締役:
味が突出してよかったと評価していただいた。僕らが一緒に生産者さんとやってきたこと、それが世界の品評会で各国集まる中で評価されたことは大変うれしく思っている。
この会社では、今後も県内の生産者をサポートしながら、島根の和牛のファンを世界に広げたいと意気込んでいます。