愛媛県松山市の松山観光港と広島県の呉市・広島市を結ぶ新たな高速船が19日に就航します。この高速船は国内で初めて導入され、これまでより静かで低燃費。名前はかつて北九州と結んで運航していた「シーマックス」を受け継いでいます。17日にお披露目されました。
内木敦也キャスター:
「新たにデビューする高速船です。背が低くてシュっとした印象です。そして新しくて白い船体がとても映えています」
松山観光港でお披露目されたのは、石崎汽船が松山観光港と広島県の呉市・広島市を結ぶ新しい高速船、その名も「シーマックス」です。これまでこの航路を30年以上運航していたスーパージェットの老朽化などに伴い、導入されます。
この「シーマックス」は、松山観光港と北九州・門司港を1998年から2008年まで、2時間半程で結んでいた石崎汽船の高速船の名前。この船は燃料費の高騰などの影響から惜しまれながら廃止されました。あれから約18年。ファンからの根強い人気もあり、この名前を復活させたといいます。
この日は報道陣に向けて一足早く特別運行が行われました。
内木敦也キャスター:
「実際に乗ってみると、以前にも同じ航路で乗ったことがあるんですが、よりなめらか。水の抵抗を感じずに前にスーッと進むそんな感覚です」
この新しい高速船は「リニアジェット」と呼ばれる国内で初めての推進装置を導入。プロペラと推進器を組み合わせています。
乗り心地は騒音や振動が抑えられ向上しているほか、燃料の消費量もこれまでは1時間あたり550リットルだったのが380リットルになり、約3割も削減できるということです。
石崎汽船・清水一郎社長:
「高速性と静粛性を両立するのが難しいんですけど、非常に乗り心地もいいですので、ビジネス客・観光客みなさんに乗っていただきたい」
新しい高速船は19日に就航します。
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