愛媛県伊予市にある消防署と消防本部に勤務している職員2人が、酒気帯び運転や暴行、パワハラなどをしたとして、停職や減給の処分を17日に受けました。伊予消防では今年3月もセクハラやパワハラで職員3人が処分されています。

伊予消防等事務組合消防本部によりますと、停職3カ月の処分を受けたのは伊予消防署に勤務する50代の消防司令。減給10分の1、3カ月の処分を受けたのは、消防本部に勤務する40代の消防司令補です。

伊予消防署の消防司令は12月5日夜、高知市の飲食店で生ビール4杯と焼酎の水割り3杯などを飲み、車の中で5時間あまり仮眠したあと愛媛に帰ろうと車を運転。高知市内で酒気帯び運転で検挙されたとしています。

消防司令は当時「心身の不調」を理由に休職していました。

消防本部の消防司令補は今年6月、出勤してきた部下の顔をいきなり平手打ちしたほか、業務上の取り決めを守っていなかった上司の行為を知らしめるため、部下の職員を全ての職員の前で数分間にわたり大声で叱責する、パワハラ行為などをしたということです。

また聞き取り調査の結果、ほかにも複数回に渡り同僚の職員に対し親族や家族に関するセクハラ発言をしていたことも確認されています。

消防司令補は、行為の理由を「じゃれ合いの一環」「コミュニケーションの意図」などと説明しています。

組合の泉喜三郎消防長は「公務員としてあってはならない行為。綱紀粛正を一層徹底し、信頼回復と消防の使命を確実に果たすため真摯に努める」としています。

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テレビ愛媛
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