愛媛県新居浜市の人形店では来年の桃の節句に向け、ひな人形の組立作業が早くも追い込みを迎えていて、12日もスタッフが作業に追われました。

十二単にアイロンをかけたり形を整えたりするなど、職人が熟練の手つきで完成させていきます。

新居浜市萩生の「人形と鯉のぼりの村上」では、ひな人形の組み立て作業が今年も10月中旬に始まり、追い込みの時期を迎えています。

作業の中でも頭を胴体に取り付ける「頭刺し」の工程は、顔の微妙な角度で人形の表情が決まるため、12日も職人が真剣な表情で作業に打ち込んでいました。

近年のひな人形は、淡く明るい色合いの親王飾りが主流。20万円台が売れ筋だということです。

人形の村上・村上貴さん:
「おひなさまを飾って家族が笑顔になれるように作ってます。お子さまに喜んで飾っていただけたらヤッターと思いますね」

ひな人形は少子化の影響などで注文は減少傾向。今年は去年より50セット少ない250セットを販売する予定です。

また店内にはひな人形とあわせて兜飾りも展示。正月の帰省で五月人形を選ぶ人が増えたためとしています。

ひな人形の組立作業は12月29日まで続きます。

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テレビ愛媛
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