SNSを使った投資・ロマンス詐欺と特殊詐欺の被害は愛媛県内で今年、11月末までにあわせて259件、被害総額12億5000万円になり、去年1年間分に近づいていることが16日に発表されました。このうち特詐詐欺は過去10年間で最悪の状況になっていて、警察は注意の呼びかけを強めるため、来年から「特殊詐欺被害警戒アラート」に一本化し、「注意報」「警報」を廃止します。
警察によりますと、愛媛県内では特殊詐欺の被害が今年入って11月末までに154件、被害総額で約4億7800万円確認されました。去年の同じ時期と比べて件数は38件、被害総額は約2億6200万円増え、ともにすでに去年1年間を超えていて、過去10年間でも最悪の状況になっています。
手口で最も多かったのはニセの警察官を名乗る犯行で、被害額は特殊詐欺全体の64%を占めています。
SNSを使った投資・ロマンス詐欺の今年の被害は、11月末までに105件、被害総額で約7億7000万円確認されました。去年の同じ時期より件数は18件、被害総額で約1億7500万円減っているものの、高い水準が続いています。
このうち投資詐欺は平均の被害額が1000万円でした。
また特殊詐欺について、警察はこれまで前ぶれの電話を通報などで確認した際、件数に応じて「注意報」「警報」「アラート」を3段階に分けて注意を呼びかけていたものの、来年から「アラート」に一本化します。
理由は呼びかけを強めるため。基準もこれまでと変え、前ぶれの電話が前年の1日当たりの平均の3倍を超えた場合に出すとしています。
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