大阪市の事業である工事現場で、作業終了後の安全対策が不十分だったため、歩行者が転倒し骨折する大けがをしたと明らかにしました。
今月9日午後6時40分ごろ、城東区蒲生1丁目にある市の道路予定地で、駐輪場の機器を設置するための工事現場で、歩行者が掘削した箇所に足をとられて転倒しました。
歩行者は骨折の診断を受け、2日間入院したということです。
市によると、当日の午後5時ごろに工事業者が作業を終え、掘削した箇所には土のうを積み、三角コーンとロープで「囲い」をしていましたが、その後何らかの理由で掘削した箇所がむき出しの状態となっていたということです。
市は囲いの設置が不十分で、土のうを設置した掘削箇所を完全に囲うことができていなかったことが事故の原因だとして、業者への指導を徹底し、再発防止に取り組むとしています。
この現場にはすでに駐輪場の機器が設置され、くぼみは存在しないということです。