新年に向けて、佐賀藩の伝統的な正月飾り「鼓の胴の松飾り」が今年も佐賀城本丸歴史館に飾り付けられました。

佐賀市の佐賀城本丸歴史館では新年を迎える準備として、2004年の開館以来毎年この時期に「鼓の胴の松飾り」を飾っています。
この松飾りは、江戸時代に佐賀藩主が幕府から謹慎処分を受け、質素な正月準備をしていたところ、12月29日と年も押し迫ったころに処分が解かれ米俵のわらなどあり合わせのもので急いで正月飾りを作ったことが始まりとされています。

15日は、高さ80センチ、幅120センチ、重さは50キロほどある松飾りを保存会15人が力を合わせて飾り付けました。

【鼓の胴の松飾り保存会 園田久利会長】
「平穏なことをやはり皆さん願っていると思いますので、我々もそういう願いを込めて今回もここに飾らせていただきました。できる限り続けていきたいと思っています。」

「鼓の胴の松飾り」は来年1月14日まで飾られるということです。

サガテレビ
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