今年も残り半月ほどになり愛媛も忘年会シーズンが本格化しています。物価高の影響で今年は「コスパ重視」の忘年会が増えているようです。松山市内で5日、待ちゆく人や飲食店に今年の傾向を聞きました。
20代の女性会社員:
「結局楽しいかどうか。コストちょっとは気にするけど、やっぱりその場のノリで楽しかったら良いかなって感じ」
20代の女子学生:
「コストはすごい気にしますね。『できるだけ安い所がいい』だとか、みんなで話し合って決めました。大体1人4000円くらい」
20代の男性:
「2時間で3500円だったんですけど、バイトでだいたい1日5000円しか稼げないので、3500円がご飯ってなると少ししんどい」
松山市の大街道で5日の金曜、今年の忘年会で何をポイントにしているのかを聞くと、若い世代を中心に多かったのが「飲食代」。物価高の影響もあり「コスパ重視」で忘年会を楽しむ人が増えているようです。
この大街道にある「秋吉」は、リーズナブルな価格で焼き鳥が楽しめ人気店。この日も忘年会の客の「乾杯」の声が店内に響き渡りました。
利用客:
「きょうは西条から松山に仕事で来てるんですよ。せっかくやから松山で忘年会しようやみたいな感じで。まだまだいくよ~、松山最高」
忘年会の団体客の中には京都から上司を招き、日頃の感謝を示す会社員も見られました。
「秋吉」では師走に入り、予約は週末を中心に団体客が多く、焼き鳥は多い日で通常の約1.5倍にあたる2800本を提供しているといいます。
秋吉・中村賢介主任:
「例年に比べても今年の方がいいですね。12月に入ってからは特に平日でも忘年会だなという方が多く見られるようなイメージ。特に今週からお断りすることが多い位まで予約が入っています」
ただ物価高の影響は店にも。鶏肉の仕入れ価格などが上がっていると明かし、食品ロスが出ないよう対応しているといいます。店頭のメニューの価格は、値上げを1年以上してないものの、時期を見て判断したいとしています。
物価高の波が忘年会にも押し寄せるなか、今の時代らしいにぎわいが街に広がっています。
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