台湾から北海道の札幌に向かう飛行機の中でモバイルバッテリーから出火し、機内が緊迫した状態となりました。
SNSに投稿された映像によりますと、機内が煙につつまれ、客室乗務員らがペットボトルの水で消火作業にあたり、乗客が咳き込みながら火元から逃げる様子が確認できます。
台湾メディアによりますと13日、台湾から札幌に飛行中のタイ・アジア航空の機内で乗客が持ち込んだモバイルバッテリーから出火しました。
台湾メディアは、「初めて死を身近に感じた」とするSNSに映像を投稿した乗客の声を伝えています。
その後、火は消し止められ、乗客が軽いやけどを負いましたが、安全性に影響はないと判断され、予定通り札幌に到着したということです。
航空機内でモバイルバッテリーから出火する事案が相次いでいることから、日本の国土交通省はモバイルバッテリーを機内に持ち込む際には手元に置くよう呼びかけています。
※写真:heroerrantry