国会の会期末が迫る中、与党は衆議院の議員定数削減法案を成立させるため、会期延長も辞さない構えで、野党は反発を強めています。
12日午前、国会内で会談した自民党と日本維新の会の国会対策委員長は、17日までとなる臨時国会の会期の延長も視野に、法案の成立を目指すことを確認しました。
ただ、維新が成立に向け意気込む一方で、自民党内からは「このまま廃案でよい」と反対論がくすぶっていて、一枚岩ではないのが実情です。
公明党・斉藤代表:
民主主義の基本手続きを否定するような法案を議論するための国会延長は考えられない。
立憲民主党・斎藤参院国対委員長:
多少延長したとしても(成立は)100%無理だと思う。無知の極み。ちょっと言い方きついけど、顔を洗って出直された方がいいのではないか。
野党の反発も根強く、今の国会での法案の可決・成立は極めて難しい情勢です。