呉市に虚偽の申請をしてイベントの補助金を不正に受給したとして、NPO法人の理事長の男性が書類送検されていた事件で広島地検呉支部は男性を不起訴処分にしました。

不起訴処分になったのは呉市のNPO法人「SYL」の理事長の男性(47)です。
呉市などによりますと、SYLは、2022年9月から去年3月までに開催したイベントで、市から補助金を受けるため、実際には委託していない事業者の名前を書類に記載するなど虚偽の申請を4回にわたり行い、あわせて396万円を不正に受給した疑いで今年4月、広島地検呉支部に書類送検されていました。

呉支部は「情状全般を考慮した」として理事長の男性を今月9日付けで不起訴処分としました。

SYLは去年6月に不正受給分を全額を返還していますが、市は今年1月に呉警察署に刑事告訴していました。

テレビ新広島
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