福岡市の中学校で料理人が監修する「特別な給食」が提供されました。

12日朝、福岡市博多区の東光中学校を訪れたのは、県内で日本料理店などを営む料理人たちです。

3人が監修した「特別な給食」が提供されます。

今年4月には「唐揚げ1個」の学校給食が「寂しすぎる」と話題になった福岡市ですが…

実は、年間約1億円の予算をかけた「特別給食」を定期的に提供しています。

過去には福岡が誇る高級食材「博多和牛」のサイコロステーキなど、さまざまなメニューが考案されてきました。

その狙いは…

◆はかた肉割烹 膾炙 伊藤保将さん
「地元のものを食べて、身近にある食材のおいしさや、食の楽しみを知ってもらいたい」

『ふるさとの味に関心を持ってほしい』という思いで、今回「主役」に選ばれたのは、福岡で水揚げされた天然の「ブリ」です。

調理方法や味付けは、料理人と栄養教諭がタッグを組み半年以上かけて考案。

試行錯誤の末に完成した一品とは…

◆中学3年
「カラフルでおいしそう」

◆中学3年
「キラキラしていて香りもいつもと違う」

「ぶりのカラフルあんかけ」です。

衣を付けてカラっと揚げたぶりに甘辛いタレを絡め、野菜で彩りを添えました。

いざ実食!

お味は?

◆中学3年
「めちゃくちゃおいしい。意外とさっぱりしていて、ご飯にとても合う」

◆中学3年
「おいしく味付けされているから楽しく食べられるし、その上で地産地消について学べる。すごくいい取り組みだと思う」

ブリを使った特別給食は来年1月にかけて、市内すべての小中学校で提供され、春には「あまおう」を使った給食も予定されているということです。

テレビ西日本
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