2025年、鎮座400年を迎えた諏訪神社は、ご神体をまつる本殿の大規模改修や社務所などを拡張すると発表しました。

本殿の大規模改修は、火災で再建された1869年以来初めてです。

諏訪神社は会見で、鎮座400年の記念事業の柱として、本殿の屋根や外壁を全面改修し、 社務所の増築などをすると発表しました。

諏訪神社 吉村 政 宮司
「神様が鎮まるご本殿が明治2年(1869年)に建てられ、すでに155年以上が経ち、老朽化が著しく損傷は限界に達し、このまま放置できない状況」

本殿を支える柱にずれが生じているほか、屋根の一部で雨漏りやシロアリの被害なども確認されているということです。

この日は会見に先立ち、今回の記念事業を支える奉賛会が結成したことを神様に報告する神事があり、長崎商工会議所や長崎くんちの各町の関係者など約100人が集まりました。

鎮座400年記念事業奉賛会 森 拓二郎 会長
「この地で受け継がれてきた長崎くんちをはじめ、諏訪神事の舞台となる社殿・境内の再生と神社の発展を図り、次の世代につなげることを使命とし、記念事業を展開していく」

諏訪神社では奉賛金を個人や団体などに広く呼びかけていて、1口5000円以上で受け付けています。

工事は2026年のくんちが終わった11月ごろから順次始まり、2年後の2027年11月末の竣工を目指します。

テレビ長崎
テレビ長崎

長崎の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。