富山市に住む80代女性がオレオレ詐欺の被害に遭い、1020万円をだまし取られました。

富山西警察署によりますと、先月28日に80代の女性の自宅の固定電話に息子をかたる男から「高岡の喫茶店でカバンを盗まれた」「携帯電話もなくしたので店主の電話を借りている」「お金を用意してほしい」などと電話がありました。
さらに喫茶店の店長を名乗る人物からも連絡を受けた女性は、息子が困っていると信じ込みました。
その後、息子の上司と名乗る「ナカヤマ」という男から「私も300万円用意した」と連絡があり、「上司の弟」を名乗る男が女性の元を訪れ、女性は現金1020万円を手渡しました。
後日、本物の息子から連絡があり、詐欺被害が発覚しました。

警察では「電話の声だけで判断するのは難しいので、普段使っている電話番号にかけ直して確認を」と注意を呼びかけています。
また「+」から始まる国際電話番号を使った詐欺も増加しているため、こうした電話には出ないよう呼びかけています。
(富山テレビ放送)
