北朝鮮の金正恩総書記が党の重要会議で1年を総括し、ロシアへの派兵で「軍と国家の名声を全世界に誇示した」と強調した。
きょう付の労働新聞は、朝鮮労働党の重要会議である中央委員会拡大総会がきのうまでの3日間開かれ、金総書記が今年の政策について総括したと報じた。
金総書記は国防政策について、「多くの問題が効果的に正確な発展方向に進んでいる」として、ウクライナに侵攻するロシアへの派兵によって「軍と国家の名声を全世界に誇示した」と強調した。
一方で核・ミサイル開発や対米関係に関する具体的な発言は報じられなかった。
5年に1度開かれる党大会に向けた準備も議題になっていて、来年初めに開催が予想される党大会で今後の方針が示される可能性がある。