タイとカンボジアの軍事衝突が続く中、和平交渉を仲介したアメリカのトランプ大統領は近く両国の首脳と電話会談する意向を示していて、戦闘停止につながるか注目されます。
タイとカンボジアの国境地帯では7日から再び戦闘が拡大していて、これまでに双方の住民や兵士あわせて23人が死亡、およそ190人以上が負傷しています。
カンボジア側は戦闘機による空爆や戦車による攻撃を受けたとする一方、タイ側は、ロケット弾を5000発以上発射され、一部は病院付近に着弾したとして、非難の応酬が続いています。
この影響で、双方の国境地帯の住民39万人以上が避難生活を余儀なくされていて、タイ側の一部地域では夜間の外出禁止令も出ています。
こうした中、10月に和平合意を仲介したトランプ大統領は近く両国の首脳に電話する意向を示していて、戦闘の停止につながるか注目されます。