後を絶たない自転車による事故と違反を防ごうと12月11日、鳥取市内の高校で自転車の安全利用の呼びかけが行われました。
この呼びかけは、鳥取県内で現在展開中の交通安全県民運動に併せて行われたもので、11日朝は鳥取市の鳥取城北高校で、警察官や交通安全協会のメンバーなど約10人が、登校してくる生徒たちにチラシを配りました。
鳥取県警によると、県内で自転車に乗車中に交通事故で死傷した人は過去10年間で1100人を超えていて、このうち高校生が2割近くを占め最も多くなっています。
こうした状況の中、2026年4月からは道路交通法の一部改正によって、高校生も該当する16歳以上が自転車で違反乗車した場合、反則金が課せられるなど取り締まりが強化されます。
対象となる違反と反則金は、例えば、自転車に乗りながら携帯電話を使った場合は1万2000円、車道の右側通行で6000円などとなっています。
鳥取警察署交通第一課・竹矢秀雄課長:
自転車が被害者にも加害者にもなる事故が後をたちませんので、自転車の交通ルールを守って気を付けてもらいたい。
交通安全県民運動は12月17日までで期間中、様々な活動が予定されています。