ノーベル平和賞を受賞したベネズエラのマリア・コリナ・マチャド氏が11日、ノルウェーの首都・オスロに到着し、支持者の前に姿を現しました。
11日未明、ベネズエラの野党指導者マチャド氏がオスロ市内のホテルのバルコニーに姿を現すと、集まった支持者らから「自由を!」「勇者!」との大歓声が湧き上がりました。
マチャド氏は、独裁色を強めるマドゥロ政権の弾圧から逃れるため、身を隠して活動を続けていて、10日の授賞式には出席できず、娘のアナ・コリナ・ソーサさんが代理で受賞していました。
アメリカのウォールストリート・ジャーナルによりますと、マチャド氏は授賞式の前日、ボートで秘密裏にベネズエラ沖のオランダ自治領キュラソー島に渡り、空路ノルウェーに向かったということです。
マドゥロ政権は、マチャド氏が出国した場合、逃亡者として扱うと警告していて、安全に帰国できるかは不透明です。