12月21日に京都で行われる全国高校駅伝に出場する男子・佐久長聖の戦力や意気込みを取材しました。
(アナウンサー)
「3連覇の偉業に挑む、男子・佐久長聖。12月の大舞台に向け、調子を上げてきています」
12月2日練習を公開した、佐久長聖高校駅伝部。佐久市の陸上競技場でジョグや動きづくりなどを入念に行いました。
佐久長聖高校・高見澤勝監督:
「レース・勝負をするイメージ、目標を達成するためのイメージをつくりながら、徐々に『やってやるぞ』という気持ちを持てればいい」
2024年の全国高校駅伝。佐久長聖は3区でトップに立ち、最終7区までもつれる展開となりましたが、2年連続4回目の優勝を果たしました。
3連覇を目指す今年の都大路。2024年のメンバーは7人中6人が卒業し、戦力は大きく変化。県大会や北信越大会ではさまざまな選手を試してきました。キーワードは「チーム力」です。
佐久長聖高校・高見澤勝監督:
「今年は去年までみたいなずば抜けた選手がいない分、チーム力で戦おうという思いでチームをつくっていますので、チーム全体がいい形で上がってきているんじゃないか」
中心は、唯一の2024年の優勝メンバー・酒井崇史キャプテン(3年)。チームでただ一人、一流の高校生ランナーの証し、5000m13分台の記録を持ち、長距離区間での起用が予想されます。
佐久長聖高校・酒井崇史主将:
「1区(最長区間・10km)を希望する中で強い選手がたくさんいる中で食らいつく走り、自分の強みである粘り強さを発揮した攻めの走りをしたい」
2年生の小海楽空選手も注目です。中学時代から実績十分、持久力が持ち味です。
佐久長聖高校・小海楽空選手:
「一定のペースで、長い距離を押していくというのが自分の強み。3区(8.1075kmの長距離区間)でチームを勢いづける走りをしたい」
2024年ほどの「個の力」はないものの磨いてきた「チーム力」で、「3連覇」を目指します。
佐久長聖高校・酒井崇史主将:
「3連覇できる権利を持っているのは自分たちだけ。3連覇という目標を胸に走る。自分たちだけしかできない強い相手に立ち向かっていく攻めの走り。強い選手を追っていく粘りの走りや食らいついていく走りをしていきたい」
チームは滋賀県で合宿を行い、12月18日に京都に入ります。