12月8日夜に発生した青森県東方沖を震源とする地震から2日、岩手県内では漁業にも影響が出ています。
宮古市の津軽石川の河口付近にある「川留め漁場」では、網で川をせき止めて遡上するサケを捕るための杭が津波による負荷の蓄積で倒れてしまいました。
2025年、津波や大雨で杭が倒される被害はこれで4回目、管理する組合が10日の取材に応じ窮状を語りました。
津軽石さけ繁殖保護組合 長沢雅彦組合長
「サケを誘導する網が全部やられた。津軽石地区のサケの文化を守りたいと必死にやっているが、非常に厳しい状況」
組合では12月10日時点で後発地震注意情報が出ていることから復旧作業は来週以降に行う予定です。