77年前の1948年に「世界人権宣言」が採択された事を記念し、国際的な「人権デー」に定められている10日、フジテレビの清水賢治社長は全役員・社員向けのメールで、「人権が守られ、誰にとっても暮らしやすい社会へ変化させるため、共に安心して楽しめるコンテンツをお届けしていきましょう」と呼びかけた。

清水社長は、「会社は今年、元社員に対する人権侵害の事案をはじめ、第三者委員会による調査報告書で指摘された人権や企業風土に関する様々な課題に真正面から向き合い、国連の『ビジネスと人権に関する指導原則』に則って、再生・改革を皆さんとともに進めてまいりました」と振り返った。

その上で、「『人権デー』を迎えるにあたり、改めて職場環境や企業風土の改革とともに、すべての人が平等に尊厳と誇りをもって自由に生きられる社会の実現を目指す決意を新たにしたいと思います」と綴った。

そして、「他者の痛みや困難に共感し、多様な人々の暮らしを尊重する社会を実現するために、フジテレビができること。それは私たち自身の再生・改革を進めると共に、多様な人々や暮らし・時代を映し出すコンテンツをユーザーの皆様にお届けし続けることだと考えています」として、コンテンツを通じた社会貢献への決意を述べた。

最後に、「すべての方々が、共に観て、共に安心して楽しめるフジテレビ、やりがいを持って自分らしく働けるフジテレビを目指していきましょう」と呼びかけた。

プライムオンライン編集部
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