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プレスリリース配信元:応用技術株式会社

情報共有・データ管理の課題を乗り越えるファーストステップ、CDE活用セミナーを12/16にオンライン開催

応用技術株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:船橋俊郎、以下「応用技術」)は、建設業界でDX推進に関わる方を対象に、「建設現場における情報共有・データ管理の実態」に関する調査を実施しました。

共通データ環境(以下「CDE」)は、様々なデータ形式・膨大な情報量・複数の関係者が関わるプロジェクトの特性上、情報共有・データ管理の煩雑さが新たな課題として挙げられる中で、その解決策として注目されています。本調査の結果、CDE導入企業が7割に達する一方で、4割以上が「効果的な活用が進んでいない」現状が浮き彫りになりました。

この調査結果をふまえ、応用技術では、CDEの導入から運用定着をサポートするためのファーストステップとして、2025年12月16日に無料オンラインセミナー「BIMの情報共有をもっと楽にする3つのポイント~共通データ環境(CDE)活用術~」を開催します。



建設現場における情報共有・データ管理の実態調査について
応用技術では建設業界のDX推進を支援しており、顧客課題の深堀りと解決を目的として、この度建設業界でDX推進に関わる方を対象に、「建設現場における情報共有・データ管理の実態」に関する調査を実施しました。

調査概要:「建設現場における情報共有・データ管理の実態」に関する調査
【調査期間】2025年11月10日(月)~2025年11月11日(火)
【調査方法】応用技術株式会社によるインターネット調査
【調査人数】1,019人
【調査対象】調査回答時に建設業界でDX推進に関わると回答したモニター
【調査元】応用技術株式会社
【モニター提供元】PRIZMAリサーチ

調査レポート全体(ダウンロード)

主な調査結果(抜粋)
情報共有の主流は扱いやすい従来型の「CADデータ」



建設業界では、「BIM/CIMモデル」の利用も一定程度進んでいるものの、従来の図面データやCADデータが依然として大きな割合を占めています。プロジェクトごとにデータ形式が異なることや、操作習熟度の差などが背景にあると考えられます。

ここからは、情報共有・データ管理を行っている方にうかがいました。

「自社や協力会社間で行っている、現在の情報共有・データ管理方法は使いやすいと感じるか」について尋ねたところ、以下のような回答結果になりました。

『とても使いやすい(20.9%)』
『やや使いやすい(59.7%)』
『やや使いにくい(18.5%)』
『とても使いにくい(0.9%)』

多くの方が現状の運用方法に一定の満足感を示している一方で、「使いにくい」という声も約2割見られました。
この結果は、操作性だけでなく「プロジェクトごとの運用ルール」や「共有範囲の設定」など、運用設計の差が影響している可能性があります。

では、実際の現場ではどのような点に課題を感じているのでしょうか。



最も多かったのは「共有手段やツールがプロジェクトごとに異なる」で、プロジェクトや現場ごとの環境のばらつきが情報共有の妨げになっています。
また、「コミュニケーションがスムーズにできない」「属人化による管理の煩雑さ」など、連携方法や運用ルールの不統一が課題として浮き彫りになりました。
今後、建設業界が求める情報共有・データ管理とは

今後どのような体制で情報共有・データ管理を進めていきたいと考えているのでしょうか。



現場では、よりスピーディかつ確実な情報連携を求める声が強まっています。
リアルタイムでの共有や多様なデータの一元管理は、複雑化するプロジェクト運営の効率を高める手段といえるでしょう。
また、ルール整備など運用面の課題も意識されており、技術と運用の両面を改善していく必要があります。

「CDE導入済みは約7割だが、効果的な活用が進んでいない...」導入・活用のカギとは

では、そうした運用を支えるCDEの導入や活用は、どの程度進んでいるのでしょうか。



約7割が導入済みですが、効果的な運用に課題を抱える企業が多いことがわかります。
導入を検討中の企業も約2割となり、CDEの重要性は広く認識されているものの、活用の定着には至っていません。

最後に、CDE導入が進まない、効果的な活用ができていない理由について聞きました。

前設問にて『導入済みで効果的に活用している』と回答した方以外に、CDEの導入が進んでいない/活用ができていない理由について尋ねたところ、『使い方を習得するまでの学習コストが高いから(44.2%)』が最多で、『システムが複雑だから(31.8%)』『導入・運用コストが高いから(30.8%)』となりました。

CDE導入が進まない、効果的な活用ができていない理由として、「学習コスト」「システムの複雑さ」「導入・運用コスト」が障壁となっていることが明らかになりました。
また、「社内の理解不足」や「ルールの未整備」も複合的に影響しており、組織的なDX推進体制の構築が求められます。
CDEを効果的に使うためには、技術面のサポートだけでなく、利用者への教育や日々の運用を支える仕組みまで含めた、総合的な取り組みが必要です。

まとめ:建設業界のCDEに関する課題は「導入」から「定着」へ、次なる焦点は運用最適化
今回の調査で、建設業界のDX推進は「運用のばらつき」が大きな課題であることが明らかになりました。

・「BIM/CIMモデル」などの活用は進行途上
 情報共有とデータ管理手段は「CADデータ」「2D図面」などの従来の形式が中心

・CDEは技術面よりも運用面での課題が浮き彫りに
 情報共有・データ管理を効率化できるCDEの導入率は高いものの、「効果的な活用が進んでいない」という回答が約4割

・学習コストの高さやシステムの複雑さが導入・定着の妨げに
 導入するだけでなく「使いこなす」段階へ移行するためには、それらの課題の改善が必要

・情報共有とデータ管理の効率化と品質向上の両立を目指す姿勢が顕著
今後の情報共有データ管理の方向性としては、 「リアルタイムでの情報共有」や「データ連携/一元管理」を求める声が多い

これからの建設業界のDX推進において重要なのは、プロジェクトに関わるすべての関係者が同じ環境で情報を共有・更新できる仕組みを活用し 、全体で最適な運用ルールを構築することです。

そのために、CDEを効果的に活用できる環境を整えることが重要となります。

調査レポート全体(ダウンロード)

応用技術では、本調査で浮き彫りとなった課題を解決するため、Autodesk Construction Cloud(以下、ACC)を利用したCDEの構築・定着を支援するサービスを提供しています。
本サービスでは、導入・構築のためのコンサルティングや定着を支援するためのトレーニングやハンズオンを提供しています。
また、CDEの導入から運用定着をサポートするためのファーストステップとして、2025年12月16日に無料オンラインセミナー「BIMの情報共有をもっと楽にする3つのポイント~共通データ環境(CDE)活用術~」を開催します。

共通データ環境(CDE)活用支援サービス

情報共有・データ管理の課題を乗り越えるファーストステップ、CDE活用セミナー
本セミナーでは、情報共有・データ管理の課題を解決する手段として注目されているCDEに焦点を当て、AutodeskのCDEソリューションであるACCを活用した3つのシナリオを通して、BIMの情報共有をスムーズにするための具体的な方法をご提案します。

建設における情報共有・データ管理にお悩みの方は、ぜひご参加ください。


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BIM活用をワンストップで支援「toBIM」



■「toBIM」とは
「だれもがBIMにつながる世界へ」をコンセプトに、BIM分野において、BIMソフト「BooT.one」の開発・販売をはじめ、BIM導入コンサルティング、トレーニングなど、BIMの導入から活用までを総合的に支援しています。

■サービスについて
<BIM総合支援サービス>
BIMを導入・定着・拡大するためのコンサルティングによる標準化やBIMプロセス構築、活用を支援するためのシステム開発やトレーニングをワンストップで支援いたします。

<Autodesk>
Autodesk RevitやAutodesk Construction Cloud(ACC)を中心に建築業におけるモデリング、設計・図面化作業の効率化を支援し、BIM活用を推進いたします。

<アプリケーション>
作業を効率化・自動化するためのアプリケーションでBIMの活用を促進いたします。

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応用技術株式会社について
応用技術は1984年の会社設立以来、ものづくり支援やBIM/CIM、GISを活用した「ソリューションサービス事業」と防災・環境分野を対象とした「エンジニアリングサービス事業」を両輪に、お客様の課題を価値に変えるイノベーションカンパニーとして成長しています。
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本件に関するお問い合わせ先
応用技術株式会社 マーケティング戦略部
ogi_public_relations@apptec.co.jp

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