2022年に北海道・知床沖で遊覧船が沈没した事故で、業務上過失致死の罪に問われている運航会社社長の2回目の裁判が始まりました。
業務上過失致死の罪に問われているのは、知床遊覧船の社長、桂田精一被告(62)です。
桂田被告は2022年4月、知床半島沖で遊覧船「KAZU1(カズワン)」が沈没した事故で、悪天候が予想される中で出港させ、乗客乗員20人が死亡、6人が行方不明となる事故を起こした罪に問われています。
これまでの裁判で、桂田被告側は無罪を主張しています。
12月10日に釧路地裁で開かれた2回目の裁判では、海上保安官の証人尋問が行われていて、事故再現時の様子などについて証言しています。
裁判は夕方まで続く見込みです。