将棋の福間香奈女流六冠が大阪市内で会見を開き、日本将棋連盟の妊娠・出産に関わる規定の見直しを求めました。

日本将棋連盟はことし4月、タイトル戦に臨む女流棋士が妊娠した場合「出産前後の期間が対局日程に一部でも重なれば、対局者を変更する」という規定を設けました。

この規定に該当した女流棋士はタイトル戦に出場できなくなり、タイトル保持者はタイトルを失います。

妊娠による体調不良で自身も不戦敗を経験した福間香奈女流六冠(33)は会見で規定の見直しを求めました。

【福間香奈女流六冠】
「(この規定では)妊娠してしまったらタイトルか出産かを選択しなければならず、どちらか一方を諦めなければいけない状況だ」

会見を受け、日本将棋連盟は「専門家の見解を参考に、従来の規定の調整条項を見直したうえで、より柔軟に当事者の意思に沿った対応が行える仕組みを検討している」とコメントを発表しました。

関西テレビ
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