鹿児島市が整備を目指しているサッカースタジアムを巡り、下鶴市長は8日の鹿児島市議会で候補地を早急に決め、計画を前に進めていく考えを示しました。
鹿児島市・下鶴市長
「具体的な枠組み作りにも取り組むことで、市民の理解を得ながら将来的に持続可能なスタジアムの実現につなげたい」
サッカースタジアムの候補地選定について、鹿児島市はこれまでに、鹿児島市与次郎にある白波スタジアム隣の県立鴨池庭球場と、住吉町15番街区への移転計画が進む鹿児島サンロイヤルホテル跡地を「有力な候補地」としています。
鹿児島市は調査費用として1620万円を補正予算案に計上し市議会に提案していて、8日の市議会個人質疑でもこれをめぐる質問が相次ぎました。
新年度予算ではなく、補正予算で計上したことについて問われた下鶴市長はー
鹿児島市・下鶴市長
「整備が可能であるか確認ができなければ検討が前に進まないこと。建築資材等の高騰が続いていること。鹿児島サンロイヤルホテルの移転計画への影響もあることから、候補地選定については可能な限り早期に取り組む必要があり、今回補正予算を提出した」
このように述べ、候補地の選定を早急に行い、計画を前に進めていく考えを示しました。
このほか市当局は国の交付金や支援事業などを視野に、今後、スタジアム建設に向けた財源確保に取り組む考えを示しました。