物価高に直面する学生たちを支援しようと、山形大学が学生たちに食料品を無料で提供する取り組みを行っていて、米沢キャンパスで学生たちに配られた。

この取り組みは、円安や国際情勢の影響で物価高が続く中で、学業に励む学生たちの生活を支援しようと、山形大学が日本学生支援機構の補助を受けて行うもの。

総事業費は200万円で、缶詰やレトルト食品などを事前に申請のあった学生へ無料配布する。

(山形大学学生支援課・齋藤喬副課長)
「アルバイトの時間を増やさなくてはいけないと勉学の時間が削られてしまう。大学としては、一番に学びを大事にしてほしいので、少しでも助けになればということで支援している」

8日、工学部の学生が通う米沢キャンパスで配布が行われ、パックごはんかパスタ、缶詰、レトルトカレーの計3品を1000人の学生が受け取った。

配布場所となったロビーには多くの学生が一斉に訪れ、食料品を手にした学生からは
「ありがたい」「助かる」といった切実な声が聞かれた。

(大学3年生)
「スーパーなど行くと野菜が高い。もっとこうした支援をやってもらいたいくらい」

(大学4年生)
「食費・普段の生活でかかる値段が高くなっているので、ちょっと大変。もらえる機会があるのは本当にありがたい」

この取り組みは山形大学の4つのキャンパスすべてで行われる予定で、大学は約4400人に対しての支援を見込んでいる。

さくらんぼテレビ
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