政府が打ち出した新たな経済対策の裏付けとなる補正予算案の審議が国会で始まりました。
国会記者会館から、フジテレビ政治部・木村大久記者が中継でお伝えします。
衆議院本会議で質問に立った立憲民主党の安住幹事長は高市首相に対し、補正予算案の審議が遅れた責任をただしました。
立憲民主党・安住幹事長:
はっきり申し上げます。遅すぎます。党内政局に時間を使い、国民の苦しみを放置した自民党の責任は極めて重い。
高市首相:
新内閣が成立するまでに時間を要したことにつきまして、国民の皆さまに心よりおわびを申し上げます。
安住氏は、一般会計の総額が約18兆3000億円となる補正予算案について、「なぜこれだけの規模に膨らませる必要があったのか、極めて疑問だ」と指摘し、「中身よりもまず規模ありきで編成を指示したのか」と迫りました。
これに対し、高市首相は「戦略的な財政出動として真に必要な施策を積み上げた結果だ」などと反論しました。
8日午後4時からは参議院の本会議で審議が行われます。