小泉防衛相は7日、来日中のオーストラリアのマールズ国防相との会談で、前日に起きた中国軍機による自衛隊機へのレーダー照射に言及した。
防衛省で行われた会談の冒頭、小泉防衛相は、中国軍機による自衛隊機へのレーダー照射が2回あったことを説明し、「航空機の安全な飛行に必要な範囲を超える危険な行為であり、中国側には強く抗議し、再発防止を厳重に申し入れたところだ」と伝えた。
また、「こうした中国の行動に対して、我々は毅然かつ冷静に地域の平和と安定に向けた対応を進めていく」と述べた。
その上で、オーストラリアとの協力関係について、「安全保障環境が厳しさを増している中、日豪防衛協力の歩みをさらに具体的に前に進めるべく協力していきたい」と強調した。
マールズ国防相は、中国軍機によるレーダー照射について、「大変憂慮すべき事態だと私達も思っている」と応じた。
そして、「やりとりは、安全にプロフェッショナルな形で行われるべきだ」としたた上で、「強い決意をもって、日本と一緒に力を合わせて行動していく」と述べた。
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