大手電機メーカー「東芝」の子会社の元部長が、業務上仕入れる必要がないパソコンを発注して、会社におよそ1000万円の損害を与えた疑いで逮捕されました。
背任の疑いで逮捕されたのは、「東芝テック」関西支社の元関西営業部長、田中祐介容疑者(47)です。
田中容疑者は去年5月から8月、業務上仕入れる必要がないパソコンおよそ30台を発注し、会社から仕入れ先に代金およそ1000万円を支払わせて、損害を与えた疑いがもたれています。
警察によると、田中容疑者は仕入れたパソコンを買い取り業者に売り、私的に利益を得ていたとみられます。
田中容疑者は同様の手口で発注を繰り返し、被害額はおよそ2億3000万円にのぼるとみられ、警察が不正の実態解明を進めています。