立憲民主党の笠国会対策委員長は3日、党の会合で、衆院議員の定数削減をめぐり、小選挙区と比例代表を合わせた「1割削減」で合意し今国会での法案成立を狙う与党をけん制した。
会合の中で、笠氏は、自民党が5日にも議員定数削減のための法案の提出を目指していることに言及し、「まだ党内ではかなりの異論があるように感じている」と指摘した。
その上で、「出てくる定数削減の中身によっては、野党全てがおそらく反対をするというようなことになる」との見方を示した。
そして、「簡単に数の力だけで、可決・採決するようなことは断じて許されないという決意を持って取り組んでいきたい」と強調した。
また、笠氏は「仮に定数削減法案が提出されたとしても、私たちは政治とカネの問題の方がセンターピンだ」と述べ、企業・団体献金の規制を強化する法案の審議を優先すべきだとの認識も示した。