今年10月、沖縄市の運送会社に包丁を持って押し入り、従業員を脅して金融機関から金を引き出させて奪った強盗の罪などに問われている男の初公判が1日、那覇地方裁判所沖縄支部で開かれ、男は起訴内容を一部否認しました。

起訴状などによりますと徳田榮被告(71)は自身が社長を務めていた沖縄市の運送会社に包丁を持って押し入り、「俺は大腸がんだから死ぬ」「その前に全員殺す」などと女性従業員2人を脅して金融機関で現金1600万円あまりを引き出させ、その金を奪った強盗などの罪に問われています。

1日の初公判で徳田被告は「強盗するつもりで会社に入っていない」などと起訴内容を一部否認しました。

冒頭陳述で検察側は「被告は以前から会社の売却金をめぐり金銭トラブルを抱えていて、不満を募らせ犯行に及んだ」などと指摘しました。

弁護側は金を奪ったことは認めた一方で、「殺す」などと脅してはいないと主張しています。

次回の公判は15日に開かれ、被告人質問などが行われる予定です。

沖縄テレビ
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