東京電力・柏崎刈羽原発の再稼働を容認するとした新潟県知事の判断をめぐり、県市長会は11月28日、臨時総会を開き、知事の判断を「尊重する」と表明しました。

新潟市中央区で開かれた県市長会の臨時総会。

【県市長会 関口芳史 会長】
「知事から直接お話を伺った上で、皆さんでご議論していただき、柏崎刈羽原発の再稼働に対する市長会としての対応についてご協議いただきたい」

今回は、花角知事から柏崎刈羽原発の再稼働について容認した上で県議会に信を問うとした自身の判断について説明したいとの要請を受け開催されました。

冒頭以外非公開の会で、花角知事は再稼働を容認する前提として国に求めた避難道路の早期整備など7項目について国に文書で確約してもらう考えを示したということです。

こうした知事からの説明に対し…

【県市長会 関口芳史 会長】
「市長会としては知事の熟慮の上の大変重い決断であって、知事の判断を尊重する。知事には本日、各市長から出された意見を踏まえて県議会で議論をしていただいて、国にそのことについてしっかりとお伝えいただくことを要請する」

知事の判断を「総意として尊重する」とした市長会ですが、「再稼働判断は時期尚早」との意見を示していた長岡市の磯田市長は…

【長岡市 磯田達伸 市長】
「(Q.県議会で信を問うというのは?)それで本当に信を問うと形になるのかということも含めて、県議会がこの問題について責任を取っていけるのかということについて若干、違和感がある」

一方、花角知事はこの日、県の要請に対する国の対応を継続的にチェックしていく体制の必要性にも言及したということです。

NST新潟総合テレビ
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