まもなく本格的な雪のシーズンを迎えますが、新潟県柏崎市では昨シーズンの大雪が原因で崩落した道路の仮設道路が完成し、8カ月ぶりに通行止めが解除されました。
11月28日午後1時に柏崎市高柳町門出で解除された通行止め。この場所では今年3月、道路の崩落が発生していました。
【新潟大学 丸井英明 名誉教授】
「地盤の土層の中に融雪水がどんどん浸透していった。そのことによって地盤・土層が緩んでいった。それが崩れに至ったんだと考えている」
大量の雪どけ水により地盤が緩み、道路が崩落し、周辺地域では断水が発生。道路の通行止めが続き、周辺の住民などは迂回を余儀されていました。
道路の崩落から約8カ月…仮設の道路が完成したことから11月28日、ようやく通行止めが解除されました。
道路の利用者からは喜びの声が上がります。
【道路利用者】
「もう、うれしさでいっぱい。待っていた」
【道路利用者】
「1日1回~2回は使っている。(道路)それがずっと遠回りしなくちゃいけない。もう不便で、不便で」
【道路利用者】
「救急車が来るときに十日町から来てもらったり、柏崎から来たり、大変な思いを何回したか。開通を待っていた」
このあと本格的な雪のシーズンに入るため、復旧工事は雪どけ後に再開し、全面的な道路の復旧は来年夏頃になる見込みです。