国内で唯一となる工芸に特化したアートフェアが金沢市内のホテルで始まりました。

今年で9回目となった「KOGEI Art Fair Kanazawa2025」。ハイアットセントリック金沢で行われたこの展示販売会は韓国や台湾を含む過去最多の国の内外42のギャラリーから、約200人のアーティストが出展しています。

42の展示スペースに2000点を超える作品が並んでいます。こちらは金沢卯辰山工芸工房出身の陶芸作家、やまわきてるりさんの作品、「たらちね」。

ささやかな安らぎを与えてくれるような「たましいのいれもの」をテーマに、リボン状に薄くした粘土を積み上げる方法で土の柔らかさを表現しています。

やまわきてるりさん:「よく言われるのが写真で見るのと全然テクスチャが違うであったり、釉薬の質感などは光によって変わってくるので、そういうものを間近で楽しんでいただきたいです」

アートフェアは作品との距離が近いことも魅力のひとつ。気に入った作品があれば購入することもできます。

KOGEI Art Fair Kanazawaアドバイザー秋元雄史さん:「ホテルの部屋を利用したフェアでもあるので、リビングに置くとか自分の寝室に置くとか、自分の部屋のどこに置くと映えるかなっていう風な、そういう視点で、各作品を見ていただいて楽しんでいただけるのかなという風に思いますね」

アートフェアは28日から30日まで開かれます。

石川テレビ
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