各地でクマの出没が相次ぐ中、三重県はツキノワグマを条例に基づく保護の対象から外す方針です。
三重県でツキノワグマは絶滅の恐れがあるなどとして、2004年から「自然環境保全条例」に基づく保護の対象に指定されています。
しかし、昨年度の出没件数は前の年のおよそ4倍の162件となり、人が襲われる被害も出ていて、猟友会や大学教授らによる審議会の部会は11月27日の会合で「希少野生動植物種」の指定解除を答申する方針を決めました。
県は12月下旬にツキノワグマの指定を解除するとともに、捕獲したクマを原則駆除することを明記した管理計画を策定する方針です。